今年のカリフォルニアは夏が来るのが遅かった。
春から雨が振り通し、７月になってもまだ暑くならないという異常気象だ。９月に差し掛かりようやっと３０℃を超える日々が続き、友人に誘われるままに今年初のビーチに行った、その日に持っていったのがこのフレグランス。
クリーンのサンキストスキン。
(Via:Fragrantica.com)
香調…
トップ：ロータスフラワー、メロン、フレッシュエアアコード
ミドル：フローラル、ココナッツ、アクアティックアコード
ラスト：ムスク、バニラ、アンバーウッド
(Via:Fragrantica.com)
（今改めて調べたら、どうやら2016 SummerにリリースされたSummer Splashというコレクションのうちの一つだってようで現在は発売されていない様子。残念。）
Cleanのベーシックラインの一つ、フローラル・ムスクな"Clean Skin"の香調と賦香率を夏向けに調整したボディミスト的な立ち位置なのがこのSun-kissed（『日焼けした』）Skinというわけだ。
Eau Fraicheなのでドラマチックな香りの変化は無いが、つけたてはみずみずしいメロン、アクアティックな中に甘いココナッツがふわりと香ってとても心地良い。その後すぐにオゾンノートは姿を消し、肌にはかすかにバニラとムスクが残る。このドライダウン後の香りが何ともさりげない甘さで、まさに日焼け止めを塗った肌のような香り。
肌に寄り添う香りだから、なのかは分からないけれど、これがビーチに行った後つけるのにぴったりなんです。
日焼け止めを沢山塗って、汗をかいてさらに潮風を浴びた肌にふりかけても全く喧嘩しない。リフレッシュ出来て、肌には本当にさりげなーい、しつこくない甘さが残る。
それに気づいてから海に行く時ばかり使っているので、すっかり自分の中で「夕暮れの海の香り」になってしまった。
お部屋でゴロゴロする日でも、曇りの日でもこれをちょっとスプレーすれば一瞬浜辺に立っていたかのような気分になれる。
Nordstromウェブサイトの商品説明には、
Inspired by a relaxing yet invigorating day at the beach. Imagine daydreaming in the sun while watching the waves break against the rocks. The sea filled breeze dances on your sun kissed skin bringing you a moment of pure happiness.
（リラックス、けれども爽快なビーチでの1日にインスパイアされた香り。日差しの中、岩に押し寄せる波を眺めながらウットリしているのを想像してみて。潮風が日に焼けた肌の上で舞い、貴方にしあわせなひとときを運びます）
…とあります。自分、訳のセンス無いな（笑）
それはともかく、まさにそんなイメージ。海辺で座ってぼーっとしている時の、暑い日差しに冷たい潮風が心地よい、そんな感じ。
海になんか何年も行って無いよ、なんて人こそ来年は自分のお気に入りのサマーフレグランスを持ってふらりと浜辺に行ってみては。
